QB5 株式会社キュービーファイブ

コラム

2016.03.16

女性活用とホワイトカラーの生産性

 月日の経つのは本当に早いもので、もう3月です。三寒四温と徐々に春の訪れを期待する今日この頃です。
     春風や闘志いだきて丘にたつ
高浜虚子の句で、決意表明の句です。小説に専念していた虚子が、再び俳句の世界に新しい旋風を巻き起こす決意ではないでしょうか。

私も、毎年暖かくなるこの時期は、何か新しいことを!と思う季節でもあります。私は春生まれなので、そのせいかな?とも思っています。生命の誕生こそ、人生の中で一番強い息吹だと思いますので。
さて、そんな時期だからこそ、日ごろのアンテナはより高くなり、入ってくる情報に敏感になります。先日、あるセミナーに参加しました。女性の働き方に関するセミナーです。今後の労働市場や、女性の活用について情報を収集してきました。男女雇用機会均等法により、日本は、職場における男女の差別を禁止し、募集、採用、昇給、昇格、定年、退職、教育訓練などなど、全て平等に扱うということになってから、約30年近くたっています。少子化、高齢化に伴いますます女性の活用が叫ばれる今日この頃です。平等平等といっても、まだまだそうでない部分が世の中にはたくさんあり、長い歳月をかけてそういった現実を改善するため、法律や企業での制度化などの動きにつながっています。物事は変化するとき時間をかけてしか変化できないものがあります。まさしくこの課題がそうです。今では男も女も本当に関係ない部分が多いと思います。仕事の内容そのものは、男でも女でも同じ人間であるならばどちらでもよいというのが正解だと思います。だから、女性の働き方という点でも支援という言葉自体が女性を軽くみた言葉だなとさえ近頃は思ってしまいます。現実問題として、女性の長時間労働は難しいので、時短社員やパートさんにそんなに重要な仕事をまかせられるのか?ということになるのだと思うのですが、それは男でも女でも同じこと、性別の違いが問題ではなく労働時間の長さの問題が大きな要因であると思います。事実として、女性は子育て、介護と男性より家庭の仕事に従事せざるを得ない環境があります。ではなぜそうなのか?もちろん、女性は出産をし、それから子育てをするのが人類いや生命あるもの全てに共通することですし、自然な流れだからです。女性はマルチタスクです。私も経験がありますが、子育てをしながら同時並行でことを進ませることを様々な部分で行ってきました。例えば、洗濯物をしながら、料理をする、料理は単品ごとつくるのではなく、コンロが3つあれば、同時に3つのものを時間差で作る。さすがに、炒めものを3つ同時はできないですが・・・煮る、ゆでる、炒めるは同時にできます。また、歯磨きしながら、洗面台のそうじはできますし、タオルを並べ変えることもできます。子育てしていると全く時間はないのです。やることが次から次へと。手を抜こうとすればいくらでもできますが、それも性分でできず、朝起きてから夜ねるまで、一向に自分の時間はとれない。これが子育てです。でも、毎日のルーチンワークの中から、私は早く子育てを終わらせて自分を生きることをしようと強くおもって、ポール・J・マイヤーの『パーソナルモチベーションの力』のテープを良く聞いたものです。その中で、これからのビジネスについてまた、人に使われないで楽しい人生を過ごすための礎を築いたような気がします。私にしかできないこと。そんなことを考え始めたのも子育て中です。

 このように、マルチタスク人材はホワイトカラーの生産性を圧倒的に高めると思います。抵抗なくできるのが主婦の経験がある方々。子ども1人を育てるときより、年の近い子どもを2人育てるほうが圧倒的に生産性があがります。そうせざるを得ない環境になるからなのです。乳飲み子が同時に泣いている。母はそれを見ただけで優先順位を決めなければなりません。仕事でも同じです。同時に多発する日々の緊急業務について日々瞬時に判断しなくてはならないことがでてきます。それを焦ることなく、一息ついてから行動を起こせるのは、やはり経験がものをいう部分はあります。なんでもそうですが、経験をするということでいえば、子育ての経験を男性がしたとしても同様の経験ができます。『マルチタスク』 これが今後のホワイトカラーの生産性を高めるキーワードになっていくような気がします。そこにITが入るとさらにその効果は加速します。本年度新しい取り組みとして、マルチタスクをさらに分析し、生産性と正確性を追求していこうと春の日に、100年前の高浜虚子同様、『闘志いだきて丘にたつ』気分であります。

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